「島」と名付けられたなにもない場所。「追放者」と名付けられた年老いた人物。演じられる七つの物語。「沈む船」「光の町」「王たち」「待ちながら」「叫び声」「マシーン」「横切る人」七つの物語は、「追放者」が見る夢なのか? それとも「追放者」自身がつくり出す幻想なのか?劇場という名の「孤島」に打ち捨てられた...

演劇にはなにができるのか? 演劇にはなにができたのか?
演劇にはなにができなかったのか?
冷笑している殺し屋を前にして、時代遅れの古びたピストルを徐々に下げて、地面に置き、うなだれる。
「なにひとつできません!……なにができると言うのでしょう……なにができると……」
殺し屋は、少し冷笑を浮かべ、静かに彼に近づく。幕。(諏訪正 訳)
60年前の初演出 ウジェーヌ・イオネスコ『無給の殺し屋』(Tueur sans gages)の幕切れ
情報公開:2024年7月8日(月)