theatre company KAMOMEZA 鴎座

ネット大通りの路地裏の
古風な手作り小屋です
あなたを観客としてではなく
その時々の鴎座座員としてお迎えします


傘寿の峠を越して
目の前にひろがるあたらしい景色と
ガザ ウクライナをはじめとする 愚かしくも 悲惨 残虐な世界の光景との重なりに
劇場という場所のありかをあらためて問い直し
自分なりの歩みをもう一歩先までつづけます


2024年4月吉日 鴎座主宰 佐藤 信

鴎座ひとり舞台2025

レパートリー二作品一挙上演

2025年
11月20日(木)~23日(日)
劇場MOMO(中野)

雨の街角に立ち、 濡れ鼠になって語り、求めつづける彼。女性となった自分を認めない父親の家に毎週火曜日に通って、家事と買い物の手助けをする彼。彼らは見知らぬ他人なのだろうか? もしかしたらあなたの親しい隣人、それともあなた自身?


スタッフ

演出・美術:佐藤 信

照明:黒尾芳明

音響:島 猛

舞台監督;北村雅則


プログラム

11月20日(木)

19時 森の直前の夜

11月21日(金)

14時 火曜日はスーパーへ

19時 森の直前の夜

11月22日(土)

14時 森の直前の夜

19時 火曜日はスーパーへ

11月23日(日)

14時 火曜日はスーパーへ


料金

前売り予約;4,000円

U25:3,500円

二作品セット券:6,000円

当日件:4,500円


予約申し込み

シバイエンジン-prism-

森の直前の夜

作:ベルナール=マリ・コルテス

訳:佐伯隆幸

出演:西藤将人


ベルナール=マリ・コルテス(Bernard-Marie Koltès)は、20世紀後半のフランス演劇界を代表する劇作家の一人です。その作風は、現代社会の孤独、疎外、暴力、不条理、そして言葉の力を巧みに描き出し、世界中の演劇ファンや研究者を魅了し続けています。『森の直前の夜』(La Nuit juste avant les forêts)は、1977年に発表された彼の代表作の一つであり、独特の語りと詩的言語によって、現代人の魂の奥底に迫る一人芝居です。



『森の直前の夜』は、主人公である「男」が、見知らぬ誰かに語りかける形で進行する長大な独白劇です。舞台には他の登場人物は現れず、観客は「男」の告白を通じて、彼の心の内側や漂流する思考、抑えきれない孤独感、不安、渇望といった感情を体験します。物語の進行や明確な事件はほとんどなく、「男」の心象風景と言葉だけが浮かび上がってきます。


おれがあんたを見たとき あんたは通りの角を曲がろうとしていた 雨が降っている 雨が髪の毛や服に降りかかるとき おれの格好はパッとしないがそれでもおれは思い切ってやってみたんだ それで おれたちはここにいる


西藤将人:自己紹介

島根県雲南市在住。2013年“劇団ハタチ族”を旗揚げ。20年に解散するまで、『365日公演』(15年)や『全国47都道府県ワンマンツアー』(18年)など多彩な活動を展開。劇団解散後は舞台表現のほかにもワークショップや講演会、ナレーション、路上朗読、お昼寝の会など活動は多岐にわたる。特技は様々な人や文化と出会い仲良くなること。演劇をつうじて〝どうやったら一緒にいられるのか〟を考え、仲間とともに日々実践中。

火曜日はスーパーへ

作:エマニュエル・ダルレ

訳:石井 惠

出演:龍昇


エマニュエル・ダルレの戯曲『火曜日はスーパーヘ』(原題:Le mardi à Monoprix)は、現代フランス演劇の中でも特に静かな感動を呼ぶ作品として知られています。この戯曲は、ンスジェンダー女性であるマリーのモノローグの形式で進行します。彼女の内面の声が繊細に紡がれ、観客は彼女の想い、苦悩、希望に寄り添うことになります。父親の反応や町の人々のまなざしは、すべてマリーの語りを通して描写されます。



マリーは火曜日に父の世話をし、洗濯や掃除などの日常をこなし、スーパーマーケットでは食料や日用品を調達します。何気ない日々の中で、マリーは父親から完全に受け入れられているわけではなく、心の距離と葛藤を感じています。しかし、変わらぬ習慣や「火曜日」という日が、二人の繋がりを細く温かく保っています。


ジャン=ピエールってパパは言う なんだジャン=ピエール 私は組んだ足を組み直し パパに私の足を見せつける つるつるの素足を これでわかるでしょう まだジャン=ピエールが目の前にいるって言うつもり?


竜 昇:自己紹介

1952年北海道生れ、10才でNHK帯広放送児童劇団、中、高、大と演劇部。片寄晴則、流山児祥、犬井邦益、福井泰司、松本修、大橋宏、前川麻子、平田オリザ、佐藤信、平田俊子、岡本章保科耕一、直井おさむ、小林七緒、木村真吾、天野天街、西沢栄治、保科由里子、塩野谷正幸、西山水木、各氏と芝居を創って来ました。

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波止場の学校

横浜下町の民間アートセンター、WAKABACHO WHARFからのお知らせです。


なにかを変えるのではなく、確実に変わっている「いま」をしっかりと受けとめ、共に育っていくための学校

ジャンルを越え、地域を越えて、変化を自覚するすべての劇場表現者たちが集う学校

国内外に発信できる作品づくりを視野に入れた学校

60年間の劇場生活の集大成として、力をつくして運営します

佐藤 信(カリキュラムディレクター)

劇作工房1 開講中(9月24日まで)

劇作工房2 12月24日開講 募集中

子どもと舞台芸術工房 開講中(9月10月19日)

シアターマネージント工房 9月22日開講 募集中

即興ダンス工房 2026年2月開講 (9月20日募集開始)


受講生募集中


各工房とも、少数定員制のため、早めの応募をお待ちしています。


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出演:竹屋啓子 櫻間金記(声)